こんにちは、国家資格整体師の三好(SNS一覧はこちら)です。
今回は首コリの本当の原因をお伝えします!
- 首をマッサージしてもすぐに戻ってしまう
- 首コリを根本から解消したい
こんなことを感じている場合は、参考にしてみてください。
今回の具体的なトレーニングルーティンを試して頂けると、首コリを根本から解決するきっかけになります。
首こりの根本的な原因
多くの方が悩んでいる首こり。
首こりの根本的な原因は、なんなのか。
世の中には首こりになりやすい人と、なりにくい人がいる。
その違いはなんなのか。
首こりが起きやすい人の共通点は、
- 首を動かしている時間が圧倒的に少ない
- 前屈みで仕事をしている時間が長い
- 首だけでなく背中も硬い
- 巻き肩傾向
前屈みが根本的な原因のカギ
首コリを引き起こす本質的な原因となっているのが、「前屈み」に潜んでいると考えられる。
基本的に踵から上に重心線を引いた時にそこから外れれば外れるほど関節に負担がかかり筋肉を緊張させる必要が出る。
前屈みになると、重心線から頭がはずれ、頭の重みを首や背中の筋肉で支える必要が出てくる。
そうすると、首や背中の筋肉が緊張する。
その緊張が一時的であればなんの問題も起きないが、反復したり、持続的になると筋肉が過緊張状態になり首こりが発生する。
首こりを起きにくい状態にするために、
- 肩よりも前に頭が出ないように意識するようにすること
- 無意識にでも肩よりも前に出ないように環境を整えること
- 無意識でも支えられるように筋力を鍛えること
この3点が重要になる。
筋肉は動かさないと固まる
もう一つのポイントは、「動かさない」ことにある。
筋肉は、「動かさないと固まる」という性質を持っている。
僕は理学療法士としての病院勤務経験があることもあって、筋硬結や拘縮関連の文献や専門書を数えきれないほど読んできた。
骨折後にギプス固定をして、動かなさない期間が一定にあると癒着や拘縮を起こして関節や筋肉は固まってしまう。
それと同じように、デスクワークなど短時間であっても筋肉は動かさないと固まってしまうのだ。
デスクワークやスマホ操作をしていて、途中で首肩がこって動かしたくなる経験はほとんどの人が経験したことがあると思う。
あれは筋肉が固まり血流が悪くなって、このまま放置していると癒着や拘縮を起こしてしまうぞ〜!という脳へのサインが送られることによって動かしたくなるのだ。
だから、カラダを動かさないのはとても危険なこと!
お分かりいただけただろうか。
根本的な首こりの解決方法
さて、それでは根本的にどうすれば首コリを解消できるのか。
アプローチ方法は、
- 前屈みにならない環境設定
- 前屈み筋を抑制し、後ろ屈み筋を鍛える
- 定期的に首を動かす簡単なエクササイズの継続
このあたりのアプローチが良いだろう。
前屈みにならない環境設定
前屈みにならない環境設定。
普段の生活を想像してみて、前屈みで何かをやってしまっていることはないか確認してみよう。
例えば、
- PC作業をするときにPC画面が下すぎて前屈みになっていないか。
- スマホ操作をする時に目線が下向きになっていないか。
- 仕事の作業中に前屈みでやってしまっていないか
おそらく、大体の人は前屈みで作業をするクセがついてしまっているはず。
これを解決するには、スタンディングデスクやPC用のスタンドを使って目線を高くするように環境設定をする。
スマホ操作する時にはなるべく目線を高くして持つようにする。
仕事中もなるべく頭が下がった位置で作業しないように工夫する。
このような対策をするだけで、だいぶ首こりがしにくくなっていきます。
前屈み筋を抑制し、後ろ屈み筋を鍛える
前屈み筋
- 後頭下筋
- 僧帽筋上部
- 板状筋
- 大胸筋、小胸筋
後ろ屈み筋
- 椎前筋
- 僧帽筋下部
- 広背筋
- 菱形筋
てなわけで、このあたりの反対の作用のある筋肉をバランスよく調整することで前屈みになりにくいカラダを作ることができます。
具体的には、縮んで緊張している前屈み筋をほぐし、ストレッチしてあげてから後ろ屈み筋をトレーニングしてあげるのが良いです。
具体的なトレーニング方法
- 凝り固まった前屈み筋を優しくマッサージ
- 猫背、巻き肩姿勢矯正エクササイズ
- 腰から首まで回旋エクササイズ
この3つを継続して行うことで、首こりになりやすい姿勢を改善しつつ、
首周りの筋肉を柔軟にし、血流が改善されることで首こりが解消されていきます。
根本的には、前屈み姿勢が多いことと、首を動かしていないことが大きな原因になっているので、
今回のエクササイズを隙間時間に取り入れることで根本的な解決が期待できます。
ぜひ、試してみてください^^
それでは、また明日更新します!