指の捻挫とはどういった状態になっているの? 捻挫とは、関節が通常の可動範囲を超えて、過度に動かしてしまったときに関節の周りにある靭帯や筋肉を損傷している状態です。その時に生じた炎症によって痛みが生じています。 脱臼との違いは、脱臼は骨と骨が完全にずれてしまっている状態。捻挫は骨と骨の位置関係は変わっていない状態です。 血液検査によって、GDPという値が上昇します。肝障害でもGDPは上昇しますが、肝障害では合わせてGPTという値も上昇します。GDPのみ上昇しているのか、GPTも一緒に上昇しているのかによって筋肉や靭帯の傷害なのか、他の障害なのかを区別する一つの評価になります。
中指の捻挫後の痛みはなぜ長引いているのか?
捻挫をしたあと、結構時間が経っているのになんで痛みが続いているのかわからず困っている人は多いんじゃないでしょうか?病院に行ってもレントゲン条が問題がなく、シップを貼って痛みを和らげて様子を見ているけど、結局痛みが改善しないといった状況に置かれている人も多いと思います。 先ほど伝えたように、捻挫は通常の関節の可動範囲を超えて関節が動いてしまったときに周りにある筋肉や靭帯の損傷を伴って痛みが生じています。時間が経つことによってそれらの筋肉の損傷した部分は修復されて筋肉や靭帯自体は良くなっているのですが、傷を修復する際に筋肉や靭帯が硬くなるといったことが起きてきます。 そうすると硬くなった筋肉や靭帯はなかなかうまく動くことができないので、その筋肉や靭帯が原因となって二次的に痛みを生じているといったことも起きてきます。 指を動かした時に関節以外の部分が痛むといった方はこれらの筋肉や靭帯が硬くなっていて痛みが生じている可能性が高いです。指の捻挫後の痛みの原因
組織損傷による急性の痛み
発症直後は組織が損傷していることによる急性の痛みです。急性期にはRICE処置を行い、痛みが軽減してくるまで安静にしていましょう。筋肉の硬さ
急性の痛みが落ち着いたあとには、安静にしていて関節を動かさなかったことにより関節周りの筋肉が固くなっている状態になります。そのため、筋肉の血流が悪くなり痛みが生じやすい状態になっています。靭帯の硬さ
筋肉と同様に靭帯も硬くなっています。特に関節周りに靭帯があり靭帯損傷後、靭帯が修復されるときに周りの組織と癒着を起こしていることが多くあります。癒着を起こしていることで靭帯が機能しにくい状態となっていること多いです。関節の硬さ
関節自体がかたくなっている状態です。関節を囲む関節包は繊維膜、滑膜という膜でできています。この膜には痛みを感じ取るセンサーがありますので、関節がかたくなっていると痛みを感じやすい状態になります。中指の捻挫後の痛みに関わる筋肉とは?
- 総指伸筋
- 背側骨間筋
- 深指屈筋
- 浅指屈筋
- 虫様筋
- 広背筋
- 大胸筋
- 三角筋
- 上腕筋
中指の痛みに関わる筋肉、総指伸筋とは?
総指伸筋は、指を伸ばす気に使う筋肉です。肘の後ろから手の甲側に伸びていきます。- 起始 上腕骨外側上顆
- 停止 中節骨、末節骨 背側
- 作用 手指の伸展、外転 手関節背屈
- 神経支配 橈骨神経 C6~8
中指の痛みに関わる筋肉、背側骨間筋とは?
指を左右に動かすときに使う筋肉です。手の甲側についています。- 起始 中手骨の背側
- 停止 基節骨、指背腱膜、中節骨底、末節骨底
- 作用 中指の橈骨側、尺骨側への外転
- 神経支配 尺骨神経 C8,T1
中指の痛みに関わる筋肉、浅指屈筋とは?
指を曲げるときに使う筋肉です。肘の内側から手の平側を通って指先までつきます。- 起始 上腕骨内側上顆
- 停止 中節骨底 掌側
- 作用 中節骨、基節骨の屈曲
- 神経支配 正中神経 C7~T1
中指の痛みに関わる筋肉、虫様筋とは?
指付け根を曲げるときに使う筋肉です。手の平にある筋肉です。指の付け根の下にあります。- 起始 深指屈筋腱
- 停止 指背腱膜
- 作用 基節骨の屈曲
- 神経支配 第1,2は正中神経 第3,4は尺骨神経 C8,T1
中指の捻挫後の痛み、動きを改善する方法
さて、これから中指の痛みの治し方について話していきます。 まずは、あなたの指がどの方向に動きにくくなっているのかをチェックしていきましょう。- 手をグーにしたときに他の指に比べて曲がりにくくなっていますか?
- 手をパーにしたときに他の指に比べて伸びにくくなっていますか?
- 中指を左右に動かしたときに他の指に比べて動かしやすさはどうですか?